日々の活動Blog

【依頼講座・募集】楽しい臨床美術体験講座

今年度も私たちクリニカルアートやまがたでは、いくつか依頼を受けて講座を実施しています。
今年は山形市男女共同参画センターさんより依頼を受け、11月に講座を開催します!お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。

※お申し込み・お問い合わせは、山形市男女共同参画センターさんへ直接お願いいたします。

*山形市男女共同参画センター  主催事業 DV防止講座②*
    楽しい臨床美術講座  アナログ・フロッタージュ~

フロッタージュとは、凸凹したものに紙や布をかぶせて、その形状を写し取る技法です。今回のプログラム「アナログ・フロッタージュ」は、ボードに凧糸で思い思いの線を描き、その上にガーゼをかぶせてオイルパステルで彩色していきます。オイルパステルはとても発色が良く、色を重ねていくことで重層感のある作品になります。作品のイメージは制作者のコントロールや意識に関係なく偶然性にゆだねられます。
臨床美術(クリニカルアート)は独自のアートプログラムに沿った創作活動を通して脳を活性化し、私たちの心をときほぐしていきます。
「美術は苦手」という方も、初心者の方も大歓迎!一緒に楽しい体験をしてみませんか?
日時:11月16日(日)10時~12時
会場:山形市男女共同参画センター 5階 視聴覚室
講師:臨床美術士  安達奈緒子  ほか クリニカルアートやまがたスタッフ
対象:山形市・上山市・天童市・山辺町・中山町在住、または山形市在勤・在学の方  20名
材料費:300円(当日集金)
託児:1歳以上未就学児(無料、先着順、要予約)
※11月6日(木)まで、電話でお申し込みください。ただし、山形市以外の方はご相談ください。
申し込み・問い合わせ      023-645-8077(祝日を除く毎日 9時~17時)

↓こちらをクリックするとチラシがご覧になれます。
141116 DV防止講座チラシ

【レポート】依頼講座 「なすの量感画」

2014年9月12日(金)
総合福祉施設      ら・ふらんす大江
プログラム「なすの量感画」

少し遅くなりましたが、今年度2回目となる、ら・ふらんす大江での講座の様子をご紹介します!
今回もたくさんの笑顔、あったかな雰囲気で迎えていただき、講座をスタートしました。
メイン講師は桑山幸子さん。
本日のモチーフは、ぱんっと実のはった、つやつやのなす。

1年ぶりのオイルパステルでの制作でしたが、みなさん集中してどんどん描いていらっしゃいました。
その集中力には施設の職員の方も驚かれるほど!

やさしい色合い、ダイナミックさ、深みのある色の重なり、リズミカルな構成などなど。みなさん思いおもいの「なす」の作品が完成しました!


今回もすてきな作品、すてきな笑顔に触れ合うことができました。
参加者の「また来てね~」のうれしい声に見送られ、ほっこり。

来月10月は、ら・ふらんす大江さんでの今年度最後の講座となります。
次はどんな作品に出合えるのでしょう?楽しみですね!

 

【レポート】依頼講座 「いろいろな線と色で遊ぼう」

2014年8月22日(金)
会場:東向陽台公民館
プログラム「いろいろな線と色で遊ぼう」

楽しかった夏休みももうすぐ終わり。こんがりと日焼けした子供達に会いに富谷町にある東向陽台公民会へ行ってきました。宮城県内からの依頼は七ヶ宿町に続き2件目です。今年初めての子供対象講座ということで、ワクワクした気持ちで会場へと向かいました。今回の参加者は22名。職員の方によると臨床美術を初めて体験するということなので、まずはじゃんけんゲームで緊張をほぐします。本日の導入担当は小山さんです。『じゃんけん』といってもただの『じゃんけん』じゃありません。じゃんけんキング(?)の桑山さんと対決したり、後出しで勝ったり負けたり・・・小山さんから次々に出される課題に子供達も真剣に取り組みます。「やったぁ!勝った」という声と笑い声とで会場が一気に賑やかになりました。

今回のメイン講師は草刈さんです。普段から子供達と向き合っているだけあって優しい口調で語りかけます。「新しいオイルパステルは折って下さい」という声掛けに「いいの?」と不安そうな顔をしながらもポキポキと楽しそうに折る子供達。

初めて触るオイルパステルで思い思いに画面を構成していきます。それぞれの個性が光る作品の完成です。

今回の鑑賞会は、各グループのサブの皆さんが担当しました。子供達のこだわりを聞きながらお互いの作品の良いところを誉め合います。どの作品も力作揃いです。


グルーブごとの鑑賞会が終了するといよいよ全員の作品を黒板に並べます。色とりどりの作品が並び会場がぱっと明るくなりました。

「全員の作品を並べて1つの作品になったらいいのに」と前方に座った男の子が言いました。たくさんの個性が集まればより素敵な作品になるのかもしれませんね。子供達の優しい気持ちが伝わってきました。「お家に持って帰ったらどこかに飾ってね」という草刈さんの問いかけに「お部屋」「リビング」「トイレ」と子供達の楽しそうな声が聞こえてきました。お家に帰ってお父さんやお母さんとどんなお話をしたのかな?とついつい気になってしまいました

高橋かおる(クリニカルアートやまがたメンバー)

【レポート】依頼講座「指で描く版画」

2014年8月8日(金)
総合福祉施設      ら・ふらんす大江
プログラム「指で描く版画」

私たちの会が立ち上げの年より依頼を受けお世話になっている、大江町の施設 ら・ふらんす大江にて講座を実施してきました。
参加者は施設を利用している知的障がいを持った皆さん。施設にて講座を実施するのももう3年目、参加者のみなさんや施設のスタッフの皆さんも私たちを温かく迎えてくださいました。

メイン講師は、筆者の安達が務めました。

作品のテーマは「夏」です。
参加者の皆さんにいくつか夏らしいものを挙げてもらいながら、イメージを膨らませていきます。



出来上がった瞬間…あちこちで「おー!」「いいね~」と歓声が! 複雑な色合いが画面に表れてきていて、すごい!の一言。 どれも素敵な作品に仕上がりました。 渋くて良い色合いで模様も面白い作品も多く、浴衣の柄にしたらきっと素敵かも!と思わせる作品もありました。

恒例の鑑賞会では、コメントをしている時参加者の皆さんのちょっとはにかんだ顔が見られ、私たちスタッフの気持ちも和ませてくれる瞬間です。
夏らしいイメージがいっぱいつまった作品を鑑賞し、最後にはお互いに拍手をし合って講座を終えました。
ら・ふらんす大江さんには今年度初めて伺っての講座でしたが、参加者の皆さんだけでなく私たちスタッフも楽しませていただきました。
次回の講座は9月です。また、ブログにて様子をご紹介します。お楽しみに!

安達奈緒子(クリニカルアートやまがたメンバー)

【レポート】「なすの量感画」実施しました! in 上山市中川地区公民館

2014年7月22日(火)
上山市中川地区公民館
公民館事業 第4回女性学級きらり
プログラム「なすの量感画」

今回のブログは、会のメンバーである桑山幸子さんが実施した講座の紹介です。

講師を務めた桑山幸子さん

上山市中川地区公民館では、事業のひとつとして「女性学級”きらり”」という講座が開かれています。
月1回公民館に集まり、お花を生けたり、創作活動をする講座で、同地区にお住いの女性の皆さんが参加されています。
公民館のスタッフの方が桑山さんと以前よりお知り合いだったこともあり、この女性学級”きらり”で臨床美術をやってみては…という運びとなり、桑山さんが依頼を受け、実施しました。

当日は参加者の皆さんに、なすをご持参いただくことをお願いしていました。
参加者の皆さんはご家庭で野菜を育てていらっしゃる方がほとんど。こちらでもなすを用意していきましたが、スーパーで売っているものにはない面白い形やサイズのなすが勢ぞろい! 漬物にしたらおいしそうなものや、真っ白ななすをもってきていただいた方もいらっしゃいました。
普段やらないことにチャレンジする連続でしたが、みなさん一生懸命取り組んでくださいました。

そしていよいよ完成!夏にぴったりな明るく楽しい作品となりました。


最後に、桑山さんより参加者のみなさんの作品について一人ずつコメントをしてくださいます。
「とっても勢いがある構成ですね!」「今にも動き出しそう!」時折、制作途中に頑張っていたポイントも取り上げながら、作品から感じるそれぞれの良さを見つけてコメント、拍手で鑑賞会を終えました。
難しかった…と感じた方もいらっしゃいましたが、日常から離れて一生懸命制作した達成感や楽しさを感じてくださった方が多くいらっしゃったようでした。
暑い中でしたが、最後まで集中して参加くださり、ありがとうございました。
また、開催に関してご協力いただきました公民館の方々に御礼申し上げます。

上山市中川地区公民館HP   http://www5.ocn.ne.jp/~nakagawa/
公民館ブログ     http://nakagawa1.blog.ocn.ne.jp/blog/

安達奈緒子(クリニカルアートやまがた)
写真提供:上山市中川地区公民館

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