日々の活動Blog

【依頼講座】宮城県角田市に行ってきました!

2016年2月16日(火)
宮城県角田市 角田自治センター
プログラム「かぼちゃを描く

2016年も始まってすでにもう2月の半ば。クリニカルアートやまがた2016年始まって最初の講座は、かねてよりご依頼を頂いていた宮城県角田市 角田自治センターでの体験講座です。
こちらの自治センターでは、「いきいき笑楽校」という名で、地元の方たちが様々な講座を受け楽しんでらっしゃいます。
今回は、参加者64名というクリニカルアートやまがたの活動始まって以来、大人数での臨床美術体験講座!
参加者のみなさんの講座に対する期待はとても大きいとのことを事前にお聞きし…スタッフ一同、気合が入ります。
 
今回のプログラムは「かぼちゃを描く」です。
モチーフのかぼちゃを目の前に、かぼちゃの話で盛り上がりつつ、興味を膨らませながら制作をスタートしました。

制作中もみなさん大変パワフル!「絵なんて久しぶりに描くわ~!」と、どんどん制作にのめりこんでいきます。
オイルパステルを重ねることで生まれる素敵な色使い。形の面白さ。
「あら~あなたの良いじゃない!」と、参加者の方同士で自然と褒めあう言葉も聞こえました。

制作の熱気あふれる会場内!みなさんの制作中のパワーに負けじと!スタッフの私たちも、力がこもります。
普段あまりちゃんと見ることのないものも、じっくりと眺めて、触ってみながら描いていくことで、作品にも心がこめられ、自分だけの素敵なかぼちゃになっていきます。


いよいよ作品の完成です!
最後は恒例の鑑賞会。

色合いや、かぼちゃの表面の細部もしっかりと見て、さらに重さ、味も!それぞれのかぼちゃの表現から、みなさんの思いがあふれています。
「かぼちゃのお尻の部分が黄色いのはね、お天道様が当たってないからなのよ~」とそれをしっかりと描いてくださった方も!
作品のポイントを説明してくだる姿は恥ずかしがりつつも、とってもみなさん、素敵な笑顔!です。


一番最後には、2月のお誕生月の方の作品を改めて全体でご紹介。
「大迫力のかぼちゃ!」「春らしい色味を感じますね~」
ひとつひとつ作品紹介するごとに、自然と拍手が!
お互いに作品の良さを味わうこの鑑賞会の時間が、本当に大事な瞬間です。和やかな時間をみなさんと共有し、講座も大盛況のうちに終えることができました。
講座を終えられた後の参加者のみなさんのいきいきとした晴れやかな笑顔が、大変印象的でした。

自治センターのスタッフの方々にも「自分の作品の良いところを褒めてもらえるなんて、めったにないことで、嬉しいですよね!」とお話をいただきました。

私たちスタッフ一同も、これまでの体験講座とはまた違う、貴重な経験をさせていただいたと感じます。
ご依頼いただきました角田自治センター様、この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました!

【レポート】主催体験講座「短冊に雪を描く」開催しました!

2015年12月6日(日)
東北芸術工科大学 アトリエ棟
プログラム「短冊に雪を描く」

今年もあっという間に12月を迎えました。
例年より雪の便りが遅い山形…しかし、講座の数日前にはようやく みぞれまじりの雪が降りました。
講座当日には大荒れの予報…とはならずで、ほっと一安心。
今回は、冬にぴったりのプログラム「短冊に雪を描く」です。
さて、どんな作品に出合えるでしょう…?

山形市にお住まいの方や、米沢市、天童市、白鷹町など… 山形市外からもお越しいただいた今回の参加者のみなさん。
雪にまつわる言葉や、印象的な雪の降る情景など、様々イメージを思い描きつつ制作をスタートです。

しんしんと降る雪。
どかっ!っと降る雪。
春先に降る、ぼた雪…

さすが、雪国 山形にお住いのみなさん!いろいろな雪の表情をご存知です。
雪に対する思いが作品にこめられ、作品の様子もどんどん変化を遂げていきます…

さぁ作品の完成!鑑賞会の始まりです。


どんな情景を描いたのだろう?と想像を掻き立てられる、とてもモダンで素敵な作品がずらり!
みなさんの雪のイメージが、短冊に目一杯表現されています。

「屋外での仕事なので、そこで感じた雪の風景ですね」
「桜の時期に雪が降った年があって…その時の情景なんです」
「月がきれいな夜に、さぁーっと吹雪が…その時の様子が忘れられなくて…」
「冬のあったかい明かりをイメージしました」
作品に込められた思いを参加者のみなさんにお一人ずつお伺いしながら、作品をお互いに味わいました。

参加者のみなさんの感想をご紹介します。

「芸術にふれる機会はめったにありませんでしたが、今回は自分が芸術家にでもなったような気持ちがして大変楽しかったです。大変勉強になりました。いろいろな事を想像するのが良いなぁと思いました。」(40代、男性)
「身近な材料で、いつも気づかずにいたり使っていない神経を使えることに気づきました。」(50代、女性)
「完成が偶然の重なりで予測できないで作成していくことが心地良く感じる。様々なイメージを広げながら没頭できることが楽しいと思う。」(50代、女性)
「冬の季節ならではの企画。良かったです。楽しかったです。冬をじっくりアートで味わう貴重なひと時でした。冬は雪かきや雪下ろしの事を考えると暗い気持ちになります。冬が来たな~やだな~の気持ちが軽くなりました。」(40代、女性)
「息子が楽しそうに作っている様子が嬉しかったです。私も日頃のストレスが吹っ飛びました。また、機会があれば親子でぜひ参加したいです。」(40代、女性  6才 男児)
「あまり深く考えずにやることで気分転換をしているので、指導を受ける心地良さを実感しています。いつも仕事で指導をする立場でいるので、講座では指導を受ける立場になれて、言葉づかいなどたくさん勉強になります。」(50代、女性)
「一期一会のみんなで創るアート。この会自体がひとつのアート作品と言えるのではないかと思います。共感の輪をひろげられればいいと思います。」(50代、男性)

本格的な冬を迎える前に、冬に向かうちょっと重苦しい気分をを少しだけでも軽く、あったかい、ほっこりした気持ちになるような和やかな時間となりました。
寒い中でしたがが、早朝よりお集まりいただいた参加者のみなさま、ありがとうございました!

今年度中の主催体験講座は今回で終わりです。
次回は来年度…暖かい時期になってからの開催予定です。
お楽しみに!

【レポート】依頼講座・宮城県七ヶ宿に行ってきました!②

2015年11月9日(月)

依頼講座 宮城県七ヶ宿社会福祉協議会

会場  七ヶ宿高齢者センター

プログラム「アジの干物を描く」

 

今年度2回目の講座です。

8月に訪れたときは深緑だった山々も、見事に紅葉し、赤く燃えるよう!

車を走らせると気分も高揚!一路、会場の高齢者センターへ…

今回のプログラムは「アジの開きを描く」。

いつもはすぐに焼いて食べてしまうアジの開きも、今日はじ~っくり観察して・・・、制作スタート!

 

身も厚く、大きなアジ!!

 

臨床美術の講座を、皆さん毎回楽しみにしてくださっているとのこと。

今回も、皆さんそれぞれ自分の作品とじっくり向き合って、どんどん意欲的に描いていらっしゃいました。スタッフの私たちも、描きたくなってうずうずしてしまうぐらい!!


作品が完成し、鑑賞会です。



画面にいっぱいに、いきいきと描かれたアジ。



肉厚な身、皮の美しい色合い、目の力強さ、光沢感、などなど…

どれも“味”のある“アジ”!!

 

今回も素敵な作品と、素敵な笑顔あふれる講座となりました。

次回の講座は3月。次はどんな作品と出会えるのか、楽しみですね。

【参加者募集!】臨床美術体験講座「短冊に雪を描く 」

☆気軽に臨床美術を体験してみませんか?☆

クリニカルアートやまがた 主催 臨床美術体験講座
「 短冊に雪を描く 」

今回は、冬にぴったりのプログラム!
粉雪、綿雪、吹雪・・・
さまざまな雪の表情や変化を思い浮かべながら描き、日本的な美しさを感じさせる短冊に仕上げていきます。
自分の中の雪のイメージは…?いろんな雪のイメージに出合えるかもしれません!
ぜひ、ご参加ください!

≪クリニカルアートやまがた 主催 臨床美術体験講座≫
「 短冊に雪を描く 」
〈日時〉     2015年12月6日(日) 10:00~12:00(受付/9:30~)
〈場所〉     東北芸術工科大学アトリエ棟 3階 (大学南側建物、正面に駐車場がございます)  山形市上桜田3-4-5
〈参加費〉   1,500円
〈参加対象〉 小学生以上
〈定員〉     30名

〈申し込み・問い合わせ〉参加される方の氏名、年齢、性別、連絡先電話番号を、電話またはメールでお知らせください。
都合により、電話に出られないことがございます。後ほどご連絡を差し上げます。ご了承ください。
TEL : 080-8224-1604
E‐Mail: info@clinicalart-yamagata.jp

主催/クリニカルアートやまがた
後援/日本臨床美術協会
※「臨床美術」及び「臨床美術士」は、日本における(株)芸術造形研究所の登録商標です。

【レポート】依頼講座・らふらんす大江にて「朝日」を描いてきました!

2015年10月9日(金)
総合福祉施設 ら・ふらんす大江
プログラム「朝日」

本日で、ら・ふらんす大江さんにお伺いしての講座は今年度としては最後の日。
こちらにお伺いするのも今年もあっという間だったな…と少し寂しくも、しかし今回もどんな作品ができるのだろう?とワクワク楽しみにしながら、気持ちの良い秋晴れを窓から眺めつつ、講座をスタートしました。

今回のプログラムは「朝日」。
朝日の写真を見たりしながら、朝日の色ってどんな色だろう…と、アクリル絵の具で表現していきます。

色をかさねていくごとに、夜の闇から早朝の明るい空へとどんどん変化していきます。
リズム感のあるタッチ、楽しい色使いに、見ているこちらまで楽しい一日が始まるような気にさせてくれます。

ポイントの赤い色がとっても効いてます!
みなさん、集中して、ご自分の作品に気持ちを込めていきます・・・

台紙に貼ってみると、作品もまた違って見えてきますね。

さあ、作品の完成!
皆さんそれぞれ個性あふれる「朝日」の風景が表現できました。


鑑賞会も制作の後の大事な時間です。
一人ひとり、お名前を呼んで作品をご紹介すると、参加者のみなさんも少し照れたような笑顔を返してくださいます。
中には、まじまじと他の方の作品に見入っていたかと思えば、ご自分の作品が紹介される番となると、満面の笑顔を見せてくれ手を高く挙げて「自分のだ!」と言わんばかりにアピールされる方も!その様子にこちらも思わず私たちも顔がほころんでしまいました。
「○○さん、あんな風に笑うことって少ないので、びっくりでした!」と施設の職員の方も驚いていらっしゃいました。

こうやって皆さんの作品を鑑賞し合い、お互いを受けとめ合える、あたたかい雰囲気になれるこの時間が、本当に幸せな時間だと感じます。
今回も制作、鑑賞会を通して和やかな雰囲気を共有できました。

今年度も、ら・ふらんす大江の施設職員の方々には沢山のご協力をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

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