日々の活動Blog

【依頼講座】宮城県七ヶ宿町に行ってきました!③

2016年10月1日(土)
依頼講座 宮城県七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 湯原コミュニティーセンター、七ヶ宿町高齢者センター
プログラム「透かし窓に描く月光にススキ」

一雨ごとに気温が下がり山々も少しづつ色づき始めました。本日も気持ちの良い秋晴れ。七ヶ宿町へお邪魔する日はいつも天気に恵まれているような気がします。山形からススキを連れて会場入りすると「秋だねぇ」「お月見したいね」と自然と笑顔がこぼれました。
本日のプログラムは「透かし窓に描く月光にススキ」です。参考作品を窓の光にかざすと会場から感嘆の声が聞こえてきました。それと同時に「なんだか難しそうだね」「私に描けっかな」と少々弱気な声も・・・月夜と言っても時間帯によって空の明るさは違います。皆さん思い思いの月夜を形作っていきます。

虫の声、キンモクセイの香り、草木をゆらす夜風等、秋の夜には五感を刺激する要素がいっぱいです。
時々隣の方の月を見て「その色いいね」「月に雲がかかってステキだごと」と声をかけあって終始和やかな雰囲気です。

最初は自信がなかった方々も「この辺に和紙貼った方がいいかしら」と最後まで迷いながら画面を構成していました。

このプログラムのもう一つの主役はススキです。
本物のススキを眺めながら、一筆一筆描き加えていました。皆さん真剣です。ススキが描かれると秋の雰囲気が一層増します。

鑑賞会ではどちらの会場とも笑顔であふれていました。

午後の会場では、窓際にて鑑賞会を行いました。
部屋の電気を消すと外の明るい光が月を透かしてキラキラと光って見えました。参加者の皆さんの表情もイキイキと輝いていました。
「団子があったらお月見出来るね」誰かの声に笑い声が聞こえてきました。
芸術の秋もいいけれど食欲の秋も楽しみですね。

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会

【参加者募集!】主催体験講座「青首大根のちぎり絵」

☆気軽に臨床美術を体験してみませんか?☆
主催体験講座 「青首大根のちぎり絵」

寒い季節に美味しい野菜のひとつ、大根!
その葉つきまるまる一本の魅力を感じながら、ちぎり絵で表現してみませんか?
「絵心がないから…」なんて不安があっても大丈夫!
スタッフがサポートさせていただきながら、制作をすすめます。
みなさんでコミュニケーションを楽しみながら、制作してみませんか?
申し込み、お待ちしています!

臨床美術体験講座
「青首大根のちぎり絵」

【開催日】2016年11月20日(日)10時~12時(受付9時半~)
【場 所】東北芸術工科大学 アトリエ棟 3階(大学南側)
山形市上桜田3-4-5
【参加費】1,500円
【対 象】小学生以上どなたでも
【定 員】30名
【申し込み・問い合わせ】
参加される方の氏名、年齢、性別、連絡先番号を電話かメールでお知らせください。
都合により電話に出られない場合には、後ほどご連絡を差し上げます。ご了承ください。
TEL 080-8224-1604
Mail info@clinicalart-yamagata.jp

『青首大根』フライヤー

主催/クリニカルアートやまがた
後援/日本臨床美術協会

※「臨床美術」及び「臨床美術士」は、日本における(株)芸術造形研究所の登録商標です。

【依頼講座】レポート・らふらんす大江に行ってきました! 

 2016819日(金)
総合
福祉施設 らふらんす大江
プログラム「きゅうりの量感画」

 

 前々日の台風の影響か? 朝8時の気温は既に29℃。 私達の熱い思いを表しているかのような暑い日、今年度2回目の講座で、らふらんす大江さんにお伺いいたしました。

  今日の講座は「きゅうりの量感画」というプログラムです。

  今日のメインは、高橋圭一さんです。

今が旬の「きゅうり」。皆さん大好きな野菜とのこと。

らふらんす大江さんからご提供頂いた、たくさんの「きゅうり」を
手に持ったり、触ったり、香りを確かめたり。

試食の「きゅうり」がお口に入った途端、みずみずしい「きゅうり」の香りがお部屋中に広がり、「きゅうり」を描く気持ちが高まってきます。

短かったり、曲がっていたり…改めて見ると、きゅうりって本当におもしろい面白い形!
それぞれ感じたままを描いて
いきます。

青々とした清涼感あふれる「みずみずしいきゅうり」、太陽と土の栄養をいっぱい吸収した「栄養満点のきゅうり」、七色のストライプで「おしゃれなきゅうり」、暑い日の夕方霧雨が降り注ぐような「優しいきゅうり」…個性が光ります。
大地を雨が潤すように優しく優しくパステルを動かす姿が印象的でした。

「きゅうり」の表面の色は、「みどり」?
 選んだ色は、「みずいろ「きいろ」「あか」「ちゃ」「あお」。固定観念に囚われない世界に一つだけの「きゅうり」。 ブラボーです!
割り箸ペンの走りも快調、びゅんびゅん飛ばしていきます。

さぁ、完成はもうすぐ!


思いのこもった
自分の作品、自分で掲示して…鑑賞会に備えます。

見事に並んだ個性あふれる「きゅうり」たち!

鑑賞会は、皆さんの満足げな笑顔と、笑い声、大きな拍手で終了しました。
「また来てね。」の一言が、私たちに対する何よりのご褒美です。
らふらんす大江の皆さん、たいへんありがとうございました。

途中難しい工程もありましたが、職員の方々にご尽力いただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

次回の講座は、10月です。待ち遠しいですね。


【研修会レポート】参加してきました☆全日本スイカ割り選手権in尾花沢

2016年8月7日(日)
山形県尾花沢市徳良湖 

朝から暑い…!まさに夏真っ盛りなこの日。
クリニカルアートやまがたでは、昨年に引き続き今年度も出張研修会を開催しました。
今年は、尾花沢市徳良湖へ!
なぜ、ここへ来たのかというと…

全日本すいか割り選手権大会に出場のため!
大会主催者、日本すいか割り協会会長の三浦さんと、わがクリニカルアートやまがた会員の高橋かおるさんが、2年前みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ(https://biennale.tuad.ac.jp/)内での企画にて出会ったご縁もあり、ぜひ尾花沢を訪ねようということで満を持して行ってまいりました。

すいかの食べ放題もあり、なんとも贅沢な光景…朝から暑い中、乾いた喉を潤してくれます。

全国ではここ尾花沢だけ!という全国すいか割り選手権大会。どんな盛り上がりとなるか、ワクワクです。
そして、私達の会の活動もぜひ知っていただきたいということで、クリニカルアートやまがた紹介コーナーを設置。
この大会にぴったり…ということで、プログラム「すいかの暑中見舞い」の作品を展示させていただきました。
今回展示のために、新作を制作!
食べ放題のスイカをほおばりつつ作品に見入ってくださる方、「パンフもらっていいですか?」と興味をもってくださる方もいらっしゃいました。

さぁ、いよいよ大会のスタート!
日本スイカ割り協会会長の三浦さんは、とてもスイカ愛に満ち溢れていらっしゃいます。
気合の入った格好が気持ちを表現しています!

クリニカルアートやまがたからは、2チーム エントリーしました。
意外に厳しいすいか割りのルール。指示役の的確なアナウンスがポイントです。スイカの割れ方でも点数が違ってきます。
すいか割りの他にも、すいかの早食い競争、すいかボウリング、すいかの種飛ばしも!
もうまさに大会のキャッチフレーズ「すいかにまみれろ!」がぴったりな内容が盛りだくさんです。会場も大盛り上がり!
観光でいらっしゃっていたのか、フランス人の方も大会に参加されていました。

わが会からは、1チームが見事予選突破!決勝へとすすみ…
結果、25チーム中10位に食い込むことができました!

子どもから大人、海外の方まで。いろんな方が楽しめるスイカ割り。
会場には、みなさんの明るい笑顔があふれ、さわやかな風が吹き抜けていました。
いつか、こちらのみなさんとも臨床美術の講座が、もちろん「すいか」のプログラムで!出来るといいな…と、思った瞬間でした。

大会参加の後は、尾花沢市の小学校と地元自治体の方が作った田んぼアートを鑑賞しました。
熊本地震の復興を祈念し、「くまモン」と尾花沢市のPRキャラクター「雪ごろう」が表現されています。

すいか割りで白熱した後は、田んぼアートを見てほっこりした気分になって帰ってきました。
今回も「五感で感じた」研修会となりました。

また来年、会員の絆を深められるような研修会を企画できたらと思います。

【依頼講座】七ヶ宿町に行ってきました!②

2016年7月18日(月)
依頼講座 七ヶ宿町社会福祉協議会
会場 湯原コミュニティセンター、七ヶ宿町高齢者センター

プログラム「植木鉢に描く 地中のアナログ画」

朝から快晴!
夏の濃い緑が生い茂る山中を通り抜けながら、今年度2回目の講座のため宮城県七ヶ宿町へと行ってきました。
まずは湯原コミュニティセンターへ…
「あづいね~」と言いつつも、みなさんにこやかに会場に入っていらっしゃいました。

今回のプログラムは「植木鉢に描く 地中のアナログ画」。湯原の皆さんは、初めて抽象的な作品にチャレンジです!
「地中の中を自分の思うように、表現してみませんか?」との言葉かけに、「むずかしそうね~」と、戸惑いの声も…
でも、植木鉢に絵を描くなんて初体験!期待も膨らみます。


始めは戸惑いの声が聞こえたものの、いざ制作に入ってしまえば もう皆さんご自分の世界に入り込んで、描く手も止まりません!

オイルを使って、塗りこめたパステルの色を混色する場面では、「おぉ~!」との歓声が!
ご自分でも思いがけない色合いになって、どんどん表情を変えていく作品に引き込まれる瞬間です。

「なんだが、わがんなぃげんと~…」なんて心配そうな声が聞こえても…「この色素敵ですよ!」「この形、面白いですよね」とお声がけ。
すると、にっこり微笑み返してくださり、また描き進めて…ご自分だけの地中のアナログ画が、みるみるうちに完成していきます。
おひとりお一人が、「こうしたい!」という気持ちを持って、作品に向かいました。


完成した作品はカラフルで、とっても楽しい!
「仕上がりを想定して配色してみた」というようなお話も。
みなさん、自分の中の地中のイメージを、深く考えながら表現してくださったようです。

夏らしくて、どの作品も元気をもらえるようなパワーがあふれていますね。

午後は、七ヶ宿町高齢者センターへ。
講座がスタートする前から、参考作品を眺めつつ「今日はこんな作品つくるの??」と、みなさん興味津々!

地中のイメージを膨らませつつ、制作が始まります。

時々おしゃべりもしながら。リラックスした気持ちで制作を進めていきます。
「あら、その模様かわいいわ~」と、真似をして描いてみたり。
時折、周りを見渡して、面白い表現があればお互いに取り入れながら楽しんでいくのも臨床美術の醍醐味なんですね。

さぁ、完成!鑑賞会がはじまりますよ。

ぐるっと360度!全部が、みどころ満載の作品たち!
七ヶ宿の皆さんの作品も、パワーがみなぎっています。

作品をお一人ずつ紹介していくと、「これは〇〇さんの作品じゃない?」と自然と声があがります。
「これは、ヒマワリのイメージ。家の庭に咲くのよね」と、作品にこめたイメージを教えて下さったり。
自然とご自分の人柄や、込めた気持ちがあふれる素敵な作品となりました。

実際に使うこともできる、ご自分だけの植木鉢。
皆さんの思いを受けて、植える植物もぐんぐんと成長しそうな、そんな予感がします。

毎回、心待ちに、楽しみにしてくださっている方が多くいらっしゃるという湯原、七ヶ宿での講座。
次回も素敵な笑顔に会えることを、私たちも心待ちにしています。

写真提供:七ヶ宿町社会福祉協議会

 

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