2016年11月20日(日)
東北芸術工科大学 アトリエ棟3階
プログラム「青首大根のちぎり絵」
昨日の寒さや雨も本日は小休止でしたが…秋も一層深まり、冬の足音は着々と近づいている季節です。
今回は、そんな季節にぴったり!プログラム「青首大根のちぎり絵」を体験講座で実施しました。
20名を超える参加者のみなさんが集まってくださいました。
制作の前に、みなさんで握手!一気に和やかムードに。
初対面でも、触れ合うと空気感が違ってきますね。
本日の主役!大根の登場です。
なでたり、持ってみたり…まじまじと大根を眺めることってなかなかないので、新鮮な時間です。
和紙を思い思いの形、大きさにちぎって、貼って…どんどん夢中になっていきます!
ふとした瞬間、和紙をちぎる音だけが響く会場の中…みなさんの集中力が高まっていきます。
和紙をたくさん貼りこんで、美味しい大根に仕上げていきますよ。
気持ちも入って、立って制作する方も!
「このピンクのところ効いてますね~」「葉っぱのところのわさわさした感じが出てる!」
ふと制作の手をとめて、周りの方の様子をみると「わ~すごい!」と歓声が!
周りの方の作品も見ると、刺激になってますます制作の手が止まらなくなってしまいます。
みなさん、納得のいくまで制作に取り組みました。
いよいよ鑑賞会!
大きめの用紙に制作するので、一斉に飾ると圧巻!みなさんの気持ちのこもった大根が完成しました。
畑の栄養をたくさんもらって育った、生命力あふれる大根ばかり!
まるっと、ごろっとしていて、本当に美味しそうです。
鑑賞会がはじまって…おひとり目を紹介すると、自然と拍手が!
そんな良い雰囲気で会場が包まれつつ、おひとりおひとりの作品をじっくりと味わいました。
実際に感想をお話いただきつつ、笑顔あふれる素敵な時間を共有できました。
アンケートより、参加者の感想をご紹介します。
※制作工程がわかる表記は、プログラムの著作権の観点より、表記を変えさせていただいております。ご了承ください。
「自分が感じている大根を表現できないものかもどかしさや『なんでこう自分はきっちり(どうしていいかわからない)やりたがるんだろう、もっとはみだして自由にいけたらなあ』と内面の葛藤を感じつつ楽しんでいましたが、途中で『あ、自分の心情が反映されているんだな、それでいいんだな』と気づけてからは俄然楽しめました。自分にとっても大きな発見でした。サポートしてくださったスタッフさんも丁寧で親しみやすくてありがたかったです。自分でも帰ってからやってみたいと思いました。」(30代女性)
「まわりの人としゃべるのを忘れるくらい夢中になりました。いつもはまわりの人と比べて自分はできているか、落ち度はないか、気をはりつめて生活しているのですが、自由に自分のやりたいことだけを楽しめる時間をいただけて本当にありがたかったです。気持ちがうきうきしました。次回も参加したいです。」(40代女性)
「しっかり準備されていて、安心感がありました。2時間があっという間でした。」(40代女性)
「やめたくなくなるほど、夢中になれました」(40代女性)
「親切にわかりやすく教えていただきました。輪郭ではなく、『みずみずしさを描く』『はちきれそうな様子を描くつもりで』という発想がとても新鮮でした。いろいろ考えているうちに無心になっていったのも、とても気持ち良かったです。」(40代女性)
「スタッフの方々、とても丁寧です。普段ほめられることがないので、照れて、ワクワクドキドキです。」(50代女性)
「笑顔で接していただき、安心して活動できました。材料が同じでも、いろいろな表現ができて面白かったです。また参加してみたいです。」(60代女性)
「今日は突然伺いましたが、体験できてよかったです。職場で普段ちぎり絵をデイサービスで行っていますが、制作を通して勉強させていただきました。」(50代女性)
「久しぶりに絵作りを体験でき、無心になれました。スタッフの方々ありがとうございました。楽しく時間をすごせました。」(60代男性)
「とても楽しかったです」(70代女性)
「初めての参加でした。臨床美術の言葉も知らずに、今日は楽しく勉強させていただき感謝しております。」(70代女性)
「講師の説明、スタッフの対応とても良く、アドバイスしてくださってよかったです。」(80代女性)
たくさんの嬉しい感想を頂戴しました!
今後も、講座を通して臨床美術の魅力を伝えていければと思います。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!