日々の活動Blog

やまがた市民活動まつりに参加してきました!

2018年2月18日(日)
霞城セントラル1階アトリウム
山形市市民活動連絡協議会主催「やまがた市民活動まつり」

今年も参加して参りました「やまがた市民活動まつり」についてのレポートです。
今回で第10回目の開催となるこのお祭り。私達クリニカルアートやまがたが参加させてもらうのも4回目となりました。
第10回の節目ということもあり、山形大学の教授をお呼びしての記念公開講座や、開会セレモニーの後は、山形市長を囲んでのミニシンポジウムも行われました。

私達クリニカルアートやまがたは、作品の展示とオイルパステルを試しに使っていただくミニワークショップを行いました。
 
 

「描き心地がいいね~」
「すごい、この色きれい!」
「ん~やめ時がわからなくなる(笑)」
オイルパステルに触れながら、お話も弾みます♪
最初は「どんなことするんだろう・・・」と緊張気味の参加者の雰囲気であったのが、どんどん笑顔になっていくのが印象的でした。
昨年よりも多くの市民の方に展示を見ていただいたり、臨床美術とは何か…ということを伝えることができました。
イベントに参加させていただき、連絡協議会のみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。

今年も、臨床美術を通して、市民の方々、地域と繋がって、少しずつでも社会に貢献していけたらと思います。

 

【依頼講座】『まなびあテラス』にて体験講座を行いました!

2018年1月20日(土)
会場 東根市公益文化施設『まなびあテラス』
実施プログラム「青首大根のちぎり絵」

東根市にある『まなびあテラス』様からご依頼をいただき山形県北初の体験講座を実施しました。
こちらは、図書館・美術館・市民活動支援センターからなる複合施設です。

今回のプログラムは冬を代表する野菜「大根」をモデルに描く『青首大根のちぎり絵』です。施設の方にご用意いただいた大根はどれも個性的なものばかり!二股だったりヒゲが長かったりとスーパーでは売っていない魅力的な形状に私たちもテンションがあがります。今回の参加者は15名。年齢層は幅広く小学生の女の子も参加してくれました。東根市での初講座ということもあり、導入ではメインが臨床美術について説明しました。初めて聞く言葉に頷きながらも皆さんの表情は少々かため。臨床美術の特徴の1つである「五感」をつかってまずは大根を触ることから始めました。

いつもはすぐに調理してしまう大根ですが、触ってみるとひんやりと冷たくてすべすべしていることに気づかされます。長いヒゲやくぼみ、色等、見れば見るほど興味深い形。メインが大根は真っすぐではないことを紹介する為に、縦に半分に切りました。水がポタポタと滴り落ちるほど、みずみずしい大根!思わず皆さん見入っていましたよ。

いよいよ制作です。いろいろな種類の和紙を、皆さん興味深い表情で1枚1枚見比べながら制作をすすめていきます。

大根の辛味や甘味、みずみずしさ等、色和紙で表現していきます。
「私の大根はこれくらいかしら?」「実物より大きくなっちゃった」皆さんなんだかとても楽しそうです。
和紙でこよりを作ってヒゲを表現したり、くしゃくしゃにして葉っぱの質感を出したりと皆さん思い思いの大根を描いていました。

ヨコ向き?タテ向き??出来上がった作品の向きを決めたら鑑賞会の始まりです。皆さんの作品が壁に貼り出されると歓声と拍手が聞こえてきました。どの作品も本物の大根以上に魅力的な色と形をしています。メインから作品一つ一つの良いところが伝えられると皆さんハニカミながらも嬉しそうな表情をしていました。出来上がった作品をご自宅で展示していただけるように、まなびあテラスからパネルが贈られました。グリーンのパネルに貼ると大根の白さがさら映えますね。

今回の講座に参加された皆さんの感想を一部ご紹介いたします。

・材料も時間も豊富で楽しく制作することが出来た。スタッフの方も多くて良かった。大根が立派だった。

・70歳にして若い人と一緒にすてきな時間ありがとう。老ても物好きでご近所なのでまた参加したいです。

・初めての活動でしたが手軽にできる講座で楽しかったです。立派な台紙付で家で飾ってみたいと思います。

・分かりやすく説明してもらえて初めてやったけど楽しかったです。

・上手下手がわからなくて楽しかった。1人1人の工夫にわくわくした。

・どのように描くか画材の仕様、使い方など説明が丁寧でとてもわかりやすかったです。何よりも楽しめたことが一番!

写真提供:まなびあテラス

 

宮城県七ヶ宿町臨床美術作品展へ行ってきました!

2017年12月2日(土)~6日(水)
会場 七ヶ宿町活性化センター(関)
2017年12月9日(土)、10日(日)

会場 湯原コミュニティーセンター

今年最後の定例会議を終えて、山形県から宮城県七ヶ宿町へと向かいました。2017年に実施した臨床美術講座は全10回。1、2期生各4回に加え、3期生の講座を2回開催し、七ヶ宿町の皆さんのたくさんの笑顔と作品に出会えた1年でした。この度は、ご依頼いただいた七ヶ宿町社協さんより案内状をいただき、臨床美術作品展にお邪魔してきましたよ。

最終日の会場は湯原コミュニティーセンターです。雪が降るか心配でしたが、不思議なことに私たちが七ヶ宿町へ訪れる時は、いつも天気に恵まれているような気がします。

会場に入ると今年制作した作品が綺麗に並んで出迎えてくれました。イチゴ、かぼちゃ、ピーマン、ナス、エリンギ。今年は野菜のモチーフが多かったことに気づかされます。みずみずしく色とりどりの野菜が並んだ直売所のようです。講座終了直後、のりや絵の具が乾いていない状態でお別れする作品たち。私たち臨床美術士は、作品と再会する機会がめったにないので、会場の雰囲気に思わずテンションが上がります。「ナスが光って見えるね」「本物のエリンギみたい」「乾いたらよりイチゴの色に近づいたよね」と鑑賞会の第二弾が始まりました。

今回展示された作品の中で一番数が多いのは、1~3期生全員で制作したかぼちゃです。それぞれ別の日、別会場で制作されたかぼちゃが、作品展では同じ部屋に展示されています。作品展の魅力はこうした別会場の参加者の作品を観ることが出来ることなのではないでしょうか。カゴの中に並べられたかわいらしいかぼちゃを前に、私たちもほっこりとあたたかい気持ちになりました。

お部屋の中央にはソファーがあって、美味しいお茶とお漬物をご用意いただきました。社協さんによると作品展開催中は、作品を観ながら皆さんお茶飲みを楽しんでいたそうです。私たちも作品を介して参加者の皆さんの顔が浮かび、思い出話に花が咲いてしまいました。思わず長居したくなる気持ちがよくわかります。社協さんによると、今回作品展を開催するにあたり、参加者の皆さんが持ち帰った作品をお借りして回ったそです。その中の1枚の絵の裏に「じゃがいも早く大きくな~れ」と描かれていたというエピソードを伺いました。ボールペンと水彩絵の具で描かれた優しい配色のじゃがいもの花の絵。「イチゴの水彩画」の裏に入っていたので、講座終了後にご自身でもにじみの技法を楽しんでみたのかもしれませんね。アートがちょっと身近になったようで私たちも嬉しくなりました。次回の講座は3月。七ヶ宿町の皆さんに会える日を楽しみにしています。

【依頼講座】『ファーラ』にて体験講座を行いました!

2017年11月25日(土)
会場 山形市男女共同参画センター『ファーラ』
実施プログラム 「カラフルリズム」


雪がちらつく最近の山形市内…
この日の講座も寒い日となりましたが、寒さにも負けず!多くの方に講座にお越しいただきました。

本日の講座は、山形市男女共同参画センター『ファーラ』様 企画のDV防止講座内で、ご依頼を頂戴しての講座でした。
今回実施したプログラム「カラフルリズム」。
オイルパステルを用いながら、いろいろな色の線・点・面をさまざま組み合わせて、作品の中に自分だけの心地よい「リズム感」を感じながら抽象作品を仕上げていきます。

 

ゆったりとした、穏やかな曲が流れる会場の中で、どんどん、自分の作品の世界に入り込んでいきます。
一つ一つ色を重ねたり、線を描き足したり、色を塗りこんでいくと、変わる画面の変化に、みなさん描く手が止まりません!

  

…そしていよいよ完成!最後は鑑賞会です。
近くで見ていた作品を改めて離れて見てみると、また違って見えてきて、新たな発見も楽しめる鑑賞会。
それぞれの作品から、立ち上るようなエネルギー、画面からはみ出していくかのようなパワー、参加者の思いがたくさん詰まった「リズム」が感じられました。

    

さぁ、講座の最後にはちょっとしたサプライズ!
みなさんの作品をつなぎ合わせて、ひとつの大きな作品として飾ってみました。参加者からも「お~!」と声が!
  

鑑賞会の中での短い時間ではありましたが、みなさんの作品それぞれが光って、世界に一つだけの「一期一会」の作品となりました。

講座にご参加いただいた方の感想をご紹介します。
「スタッフの方のアドバイスが参考になりました。あっという間の2時間でした。楽しかったです。」(30代・女性)

「初めて『カラフルリズム』という言葉を聞きました。小さい子から年配の方まで、楽しくできるものだと感じました。実際にしている人が『心地いい!』と感じることがとても素晴らしいのではと思いました。」(40代・女性)

「もっと自由に描ければよかったとみなさんの描いた作品を見て思いました。こんな描き方もあるんだなと思いました。娘にも体験させてみたいと思いますが、家で自由な時間でできたらいいのにと思いました。」(40代・女性)

「無心になって取り組んだわりには出来栄えが少しがっかり。良し悪しではないとわかっていてもこれはもう少し掘り下げていかねば!と感じた時間でした。」(50代・女性)

「感性のまま描くという行為にとても癒しを感じました。ひとつひとつの作品がアーティスティックで魅了されるものでした。ありがとうございました。」(20代・女性)

「自由に絵を描くことができて、とても楽しかったです。」(50代・女性)

「枠にとらわれずに色々と描くことができて、とても楽しかったです。また機会があれば是非参加したいです。ありがとうございました!」(30代・女性)

「オイルパステルを使って自由に描くことが久しぶりに楽しかった。他の人の作品がみんな違ってみんなよかった。」(30代・女性)

「いままでオイルパステルを使ったことがないから楽しかったです。またやりたいです。」(9歳・女性)

「夢中になって遊びました。うまく描かないでと言ってくれてありがとうございました。」(50代・女性)

「とても楽しかった。最初のステップからそれぞれが自分の思いで作り上げた作品はとても興味深いものだった。とても楽しい体験になりました。ありがとうございます。」(50代・女性)

「初めての参加だったのですが、楽しむことができた。もっと参加者同士のコミュニケーションができるようにプログラム構成するとより一層楽しめるのではと思いました。」(20代・男性)

「楽しくて、手が止まらなくなりました。もっと大きな作品?!を描いてみたいと思いました。」(50代・女性)

「自由に…が逆に難しく感じたが、やっていくにしたがって楽しくできました。『正解がない』という言葉が残りました。」(50代・女性)

「スタッフの方々も親切に接してくださったので、よかったです。」(30代・女性)

今後に活かす、励みとなるお言葉、ありがたい感想をたくさん頂戴しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

また、ご依頼をいただきました山形市男女共同参画センター『ファーラ』様に、この場を借りて御礼を申し上げます。
ありがとうございました!

 

 

【依頼講座】らふらんす大江に行ってきました!③

20171013()

依頼講座
会場 
総合福祉施設 らふらんす大江
プログラム 「プリってぃピーマン」

 今年度3回目の訪問です。
本日のプログラムは「プリってぃピーマン」。
ピーマンのヘタのまわりやおしりのプリプリしたところなど、じ~っくり観察して…
制作スタートです!

 

 絵の具を指で伸ばした跡がおもしろい筋に…
 

重ねて、深みのある色合いに…
  
臨床美術の講座も参加回数を重ねていらっしゃる方が多いので、オイルパステルや割りばしペンも使い慣れた手つきで制作が進んでいきます。

 

“プリってぃ”な作品の完成です!
 

鑑賞会では笑顔がこぼれます。ご自分の作品が紹介されると、立ち上がって礼をして喜んでくださった方も!

職員の方のお話では、参加者の皆さん、臨床美術の講座の日はいつもと違う“特別な日”という気持ちを持ってくださっているようで、集中力もあり、楽しんでいるようだ、とのこと。嬉しいですね♪

皆さんのすてきな笑顔とすてきな作品に出会い、講座を終えた後、私たちはいつも“ほっこり”あたたかくなった心で帰路につきます。

 

今年度も、らふらんす大江の職員の方々にはたくさんのご協力をいただきました。

この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。

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